和食に良く合う辛口白ワインです。
【ワイン】しっかりとした風格と穏やかな酸味のあるグラウブルグンダー(ピノグリージョ)による辛口白ワイン。
ヘシッシェベルクシュトラーセ地域はライン右岸の温暖な地域。
フランスでは、ピノ・グリ、イタリアでは、ピノグリージョと呼ばれ、力強さとコクのある味わいで有名な品種。この品種は、貴腐の影響を受けた葡萄から造られたデザートワインとして甘口の時にルーレンダー種とよび 辛口に仕上げられるとグラウブルグンダー種とも呼ばれる。青カビチーズやハチミツ、アーモンドによく合う。魚介類や味がしっかりした海水魚の料理、パスタ、子羊肉やソフトチーズとともに。ルーレンダー種はシュペートブルグンダー(ピノノワール)の突然変異により生まれた品種。100年以上の歴史ある葡萄生産者協同組合では組合所有の畑に醸造や、栽培の専門家を多数擁し、厳しい基準で采配農家を指導し発酵、貯蔵、瓶詰などを一括管理し、合理的で質の良いワインを生産している。
【醸造所】(Hessisch Bergstrasse)は、「ドイツの春の園」と称される温暖な土地で、ドイツの他の地域がまだ冬に閉ざされている3月に、山の斜面は白い花でいっぱいなる。まず、アーモンドと桃が、そして桜と続く。古代ローマ時代には、オーデンヴアルト山系の西側山麓に沿って約60kmの街道(今のタリレムシュタットからヴイースロツホにかけて)が走っており、当時ストラータ・モンターナ山の街と名づけられ、重要な交易路であった。ブドウ畑のある山々の項上にはあちこちに古城が見られ、景観に趣を添える。これらは、この地域にかつて勢力を張った領主が、この通商路を支配する為に設けたものである。このストラータ・モンターナがこの土地にベルクシュトラーセ(山の道)の名を与えたのである。